名声の確立と保護(1867年-1889年)
フランシロンが採用した生産性の高い方法は、万国博覧会や国際見本市で高く評価され、賞の獲得につながりました。19世紀末、ロンジン製品は数々の賞を受賞するようになりますが、これは試行錯誤しながらも様々な段階で工作機械を導入し、新しい生産方式により高いクオリティを達成した成果といえるでしょう。さらに1874年、フランシロンは、ロンジン製品が真正であることを保証し、ロンジンの名を語る偽造品から保護するための措置を講じます。彼は、1867年以降にロンジン工場で製造された全ての時計とムーブメントに、ブランド名の「Longines」(ロンジン)、あるいはロンジンのシンボルである羽のついた砂時計が刻印されると発表しました。それ以来、ロンジンというブランドとそのシンボルマークである羽のついた砂時計が浸透していったのです。1880年、スイス連邦政府の知的財産局に「Longines」というブランド名が、そして1889年にはブランドのシンボルマークが登録されています。1893年、このブランド名とシンボルマークは、国際知的財産機関(現在のWIPO:世界知的所有権機関)に登録され、世界中で保護されました。ロンジンは、WIPOに登録され、現在も変更されることなく使用されている最古のブランド名です。